今回の記事では、勉強で集中力を維持するためのおすすめの方法をご紹介していきます。
中小企業診断士試験に関する具体的な内容ではないと思われるかもしれませんが、この記事の筆者は令和元年度の中小企業診断士試験合格者であります。
当然ながら、診断士受験生時代の実体験をベースに記事が作成されていますので、診断士受験生であるあなたにとっては、大いにお役立て頂ける内容となっているはずです。
集中力を維持する方法について5つピックアップしてみましたので、さっそく確認していきましょう!
【前置き】集中力は育てられる!最初はゆっくり育てるのがコツ!
これから、集中力を維持するための5つのポイントをご紹介していくわけですが、その前にお伝えしておきたいことがあります。
「最初から集中力を思い通りにコントロールすることなどできない」、ということを受け入れてください。
最初からうまく集中できないことを自然なことと捉え、ゆっくり育てていく覚悟を決めてください。
特に、初学者の方は学習習慣が身に付いていない方が多いでしょうから、集中が続かなくて当然です。
ゆっくりで結構です。でも諦めずに継続しましょう。
そうすることで、集中しているゾーンに早く移行でき、かつ長く留まることが可能になります。
それは、受験生であるあなたの強力な味方となってくれるはずです。
それでは、集中力維持のポイントをご紹介していきます!
【方法①】目標は細かく設定!やることを明確にすれば集中力アップ!
勉強を進めていく上で、進捗状況の目標を立てることは非常に有効ですので、ぜひとも立ててください。
ただし、注意すべき点があります。それは、目標を細かく設定するということです。
「1年後の本試験までに合格レベルに到達する!」のが最終的な目標であるならば、もっと具体的に細分化して以下のような目標に落とし込みます。
- この先1週間で企業経営理論の過去問5年分を1周する!
- この先1週間で財務会計の計算問題集を1周する!
今やるべきことを明確にすることは、集中力のアップ、またそれを維持することと大いに関連があります。
ぜひ、大きな目標を具体的なレベルまで細分化させて、高い集中ゾーンで効果的な勉強を積み重ねて頂きたいと思います。
【方法②】体を動かすことは集中力を高める上で超大事!
自己啓発本の類でもよく目にする内容ですが、集中力と運動は密接に関連するということは身をもって実感しています。
勉強って意外と体力が必要です。体力を養うことは、集中力の維持をサポートしてくれるのです。
筆者は受験生時代でも、1日40分程度のランニングを日課としていましたし、多いときは月100キロほど走っていました。
ランニングすることで頭がスッキリする感覚が得られますし、それが長丁場となる受験生活を乗り越えられた大きな要因になったと感じています。
勉強で頭が疲れてきたと感じたらランニングで一区切り、という感じです。
その日の学習内容を頭の中で反芻しながらランニングすることで、学習項目の再確認ができていたようにも思います。
時間が足りないと感じながらもランニングを継続していたのは、本能的に重要な行為と感じていたからではないでしょうか。
もちろんランニングでなくても構いません。ウォーキングや筋トレ、なんでも良いと思います。
勉強で頭の中に掻いた汗は、運動による実際の汗で流してあげてスッキリさせましょう。
【方法③】飲酒はほどほどに!飲み過ぎは翌日をもムダにします!
筆者のようにお酒が好きな人、限定です(笑)
それ以外の方は、読み飛ばしてください。
受験生時代は、お酒が飲めない下戸の人が羨ましいとすら思っていました。
それ位、受験を控えた身にとって、お酒は良くないものだと思います。
少しでも飲んでしまったらその日は勉強に集中できませんし、飲み過ぎようものなら翌日の集中力にも影響をきたしてしまいます。
お酒が好きな方は、受験生の身であることを自覚しつつ上手に付き合ってください。
とはいえ、なかなか難しいということは筆者自身もよ~く理解しているつもりです。
受験生時代の筆者はお酒の我慢は諦めていましたが(笑)、自身で立てた勉強の進捗目標は絶対にクリアするようにしていました。
つまり、その日の予定分を終えるまでは絶対に飲みません。
勉強が滞った日は自然と休肝日になります。
勉強を終えるのは平均すると23時頃ですので、飲む量も自然と減っていきます。
集中力を維持するためにもお酒は避けるのが望ましいですが、筆者のようにアメとムチを設定するのも有効だと思います。
でも、飲みたい誘惑にかられて目標設定が甘くならないようにお願いします(笑)
【方法④】ルーティン化は集中力を高めます!学習習慣をルーティン化するための方法とは!?
受験生時代の生活を振り返ってみると、仕事が終わってからの生活パターンは見事に勉強中心であり、毎日が判を押したような生活であったと思います。
客観的にみると凄く退屈であり、大変でもあり、苦痛に感じられる生活パターンのようにも思えますが、その当時の自身を振り返ってみると、苦痛に感じてなどいませんでした。
そんな勉強一辺倒の生活にも苦痛を感じることがなかった一番の原因は、ルーティン化の実現にあると思っています。
ルーティン化を実現することで、その行為は自身の生活の中の当たり前のことになります。
そうすることで余計な迷いも生じなくなり、集中力の維持・向上にもつながるのです。
では、どうすれば勉強を生活の中のルーティンに組み込めるのでしょうか。
細かく設定した目標を一つ一つクリアし続ける、というのが唯一の方法だと実感しています。
コツコツと努力を重ね続けることで、そのライフスタイルが日常、習慣となっていくのです。
日常になってしまうと、勉強する習慣が当然のものとして存在しますので、苦痛に感じることはないのです。
筆者の場合は合格後にやることがなくなってしまい、一抹の寂しさを感じてしまうような状態でした(笑)
今思い返してみても、理想的な受験生の状態に仕上がっていますよね(笑)
皆さんもルーティン化の特性を上手に活用して、集中力を維持していきましょう。
【方法⑤】自分へのご褒美に対する考え方!ご褒美がもたらすデメリットにご用心!
集中力を高いテンションで維持し続けるためには、適度な息抜きも必要であるとよく言われます。
メリハリをつけた生活をすることで、効率的な勉強と充実した生活を両立していけるようにも思えます。
ですが、筆者はその意見には賛同できません。
なぜかというと、ご褒美の誘惑に負けてしまう自分が容易に想像できるからです。
受験生として高い負荷をかけて勉強を行っている期間の最中に、一度だけ日帰り旅行に行ったことがありました。
非常に楽しい時間を過ごすことができましたが、帰ってきてから集中力のギアを入れ直すのに苦労したという思い出があります。
観光地の情景だったり、そこで食べた料理が頭をよぎるわけです(笑)
そうなってしまうと、勉強に集中できるわけがありません。
その経験を経てからはご褒美らしいものを取り入れることなく、ひたすら勉強に集中するようにしました。
うまくいけば次の試験で合格です。やりたいことは、試験が終わってから存分に楽しめば良いと思います。
それに、合格という結果が何にも勝るご褒美となりますから、まずはそこに注力すべきだとも思います。
集中力を阻害するようなご褒美には何のメリットもないということを踏まえて、受験期間中のご褒美の在り方を考えてみましょう。
まとめ
今回は、集中力を維持するための5つの方法というテーマで、筆者の受験生時代の経験をご紹介いたしました。
ご紹介した5つの方法は、自身の経験上、効果を実感したものばかりです。
「これは!」というものがありましたら、お試し頂ければと思います。
ここでご紹介した5つの方法も大切ですが、最も大切なことは記事の始め辺りでご紹介した「集中力はゆっくり育てる必要があるという認識を持つこと」です。
勉強開始当初は、試験範囲の掌握ができていないために、目標の設定や進捗管理が曖昧なものとなります。
結果、集中しづらい状態が生じることとなり、ストレスとなります。
この状態で、自分に集中力が欠けていると判断をすることは間違っています。
ましてや、チャレンジ自体を投げ出してしまっては絶対に合格できません。
集中力はゆっくりですが確実に成長し、受験生であるあなたの強力なサポーターとなってくれますので、集中力を活用して合格を勝ち取りましょう!