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中小企業診断士の試験対策

時間ないけど中小企業診断士になりたい!3年で合格を目指す長期戦略を解説!

「時間ないけど中小企業診断士になりたい!」

このような方は結構多いのではないでしょうか?

中小企業診断士を目指す方はサラリーマンとして働いている方がかなりの割合を占めており、こういった方々は本業を頑張りながら勉強もしないといけないという事になります。

当然、勉強に充てられる時間というのも限られてきますし、これでご家庭もお持ちなら1時間の捻出ですらかなり頑張らないといけないでしょう。

そこでこの記事では、3年で合格を目指すための戦略について解説していきたいと思います。

TaTTa
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3年で確実に合格するためにはどのような戦略を採るべきか、またどのような人に向いているのか、メリットとデメリットもふまえて確認していきましょう!

長期間の学習は効果的!?3年計画のメリットとデメリット

3年合格戦略を考察する前に、まずは3年計画のメリットとデメリットを確認していきたいと思います。

3年計画のメリット

多忙なビジネスパーソンでも学習に取り掛かるきっかけをつくれる

3年計画のデメリット

学習した内容をキープするのが難しい

多忙なビジネスパーソンが日々の生活の中で膨大な学習時間を確保することは不可能に近いという事情も確かに存在します。

一般的に中小企業診断士試験の合格には1,000時間程度の学習時間を確保する必要があると言われており、それは真実であると筆者も感じています。

  • 多忙でそもそも短期集中戦略を採れない
  • でも中小企業診断士になりたい

このような方にとって3年計画はアリだと思いますし、時間に余裕を持ちながら学習できるというのは大きなメリットになるでしょう。

一方、学習期間を経験という風に捉えると、長期間の学習計画に合理性があるようにも感じられますが、筆者は一概にそうとは思いません。

それは何故かと言いますと、人間は忘れていく生き物だからです。

中小企業診断士試験の範囲は確かに膨大ではありますが、学習した知識を長期間に亘ってキープするためには相応の努力が必要になることは、皆さんも十分にご認識していることでしょう。

中小企業診断士試験予備校の講座の多くが1~2年の学習期間を想定していることからも、3年という学習期間を念頭に置く必要性は低いように思います。

TaTTa
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時間に余裕をもって挑戦できる一方、学習した内容をキープするのが難しいという点は避けて通れないところです

試験攻略に欠かせない制度上の特徴とは?

中小企業診断士試験を攻略するために忘れてはならない2つの制度上の特徴があります。

それが以下の2点です。

  • 科目合格制度
  • 1次、2次試験科目の関連性

科目合格制度を活用することで、1次試験で60%以上の成績を収めた科目は、その翌年と翌々年について、当該科目の免除申請が可能となります。

つまり、受験しなくてもその科目についてはパスとなるわけです。

また、1次試験7科目中、2次試験に関連するのは「企業経営理論」、「運営管理」、「財務・会計」の3科目のみであり、診断士試験の最重要科目と認識する必要があること、その主要3科目については2次試験受験予定年度に集中して取り組むことで、学習効率を高められることになります。

【独学合格者おすすめ】3年で確実に合格するための学習プラン

中小企業診断士試験の特徴を踏まえた上で、筆者が提案する学習プランは次のようになります。

◆1年目
主要3科目以外の「経済学・経済政策」、「経営法務」、「経営情報システム」、「中小企業経営・中小企業政策」の内、3科目を選択し、1次試験の科目免除権を取得します。ここで学習する内容は後々の学習とは関連しません。3科目それぞれで60%以上得点すれば十分目標達成です。
◆2年目
1年目に残した1科目と「財務・会計」および2次試験の事例Ⅳ(テーマは「財務・会計」)の学習を進め、残した1科目と「財務・会計」の科目免除権を取得します。仮に1年目に落とした科目がある場合はこの年にカバーします。学習の中心に据えるのは「財務・会計」です。残した1科目は科目合格さえしてしまえば、それっきりという点を認識しながら学習時間をアロケーションしていきましょう。
◆3年目
「企業経営理論」、「運営管理」と2次試験学習をメインとします。1、2年目に取りこぼした科目があれば、この年でカバー。目標とする中小企業診断士はもう目の前なので、多少の無理をしてでも絶対に合格を勝ち取りましょう!

基本的には2次試験と関連性がない科目を1年目に学習をするというスタンスですが、4科目を1年でとなると少々負担も大きくなります。

勉強し始めでまずは学習習慣をつけるという意味でも、1年目に膨大な量を持ってくるのはあまりおすすめできません。

そこで、学習負担の平準化を意図して、2年目に2次試験に関連性がない4科目のうちのどれか1科目と、2次試験の事例Ⅳの学習を組み込んでいます。

なぜあえて事例Ⅳかと言いますと、

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2次試験は記述式で問われる形式となっていますが、事例Ⅳだけは計算問題が主となっており、1次試験で問われる内容と類似する点が非常に多いからです

1次試験で問われる簡単な計算問題は、事例Ⅳの学習を積んでおけば容易に解答を導けます。

掴みどころがないと言われる2次試験の中で、解答が明確に存在する傾向が強いのが事例Ⅳであり、やればやるだけ得点を稼げる科目でもあるため、2次試験の受験予定が無い2年目であっても、事例Ⅳについては学習するメリットが大きいのです。

また、2次試験に関連のない科目は学習期間の前半で攻略してしまいますので、長期的に記憶をキープする労力を削減しています。

年度ごとに新たな学習分野に取り組みつつ、その年度内で科目合格を果たしさえすれば、その後は忘却曲線に従ってきれいさっぱり忘れちゃってください(笑)

3年で確実に合格するための学習時間の目安とは?

続いては学習時間の目安です。

先にも触れましたが、中小企業診断士に合格するために必要な合格時間は1,000時間と言われており、筆者の経験からも妥当な数値であると感じています。

また、学習時間は知識量と比例する傾向にありますので、確実に合格を勝ち取るためにも1,300時間は確保しておきたいところです。

3年計画で考えた場合の各年の学習時間は以下の通りです。

  • 1年目=300時間
  • 2年目=500時間
  • 3年目=500時間
1年目の300時間は365日で割り返すと、1日あたり50分弱となります。

通勤時間、昼休み、帰宅後の就寝までの時間のどこかで十分に捻出できる数値ではないでしょうか。

学習習慣を身に付ける意味でも毎日継続することが大切ですが、不足した時間を休日に補うことも可能です。

2年目以降は学習時間が増えますが、1年目に学習習慣を身に付けてさえいればそれほど苦痛に感じることはないはずですし、3年目ともなれば、すっかり習慣化されていると思います。

むしろ勉強するのが日常であり、勉強しないと落ち着かないという状態になっているのではないでしょうか^^

3年計画の落とし穴!注意すべき2つのポイント

ここまで、学習プラン、学習時間の目安をご紹介してきました。

当然ながら、短期間で合格を目指す戦略と比較すると3年計画の負担は少ないように感じられますが、以下の2点には留意すべきだと思います。

3年計画留意点

  • モチベーションの維持が大変
  • 試験の最新情報を取得すること

3年という長期間に亘っての努力はなかなか大変なものだと思います。

モチベーションを維持するためにも、試験合格以外のニンジンをぶら下げておくことも有効だと思います。

また、試験は微妙に傾向が変わったりもします。

特に今回示した3年計画は、後半に進むほど重要な科目に取り組むことになりますから、教材も常にアップデートされていることが望ましいわけです。

まとめ

今回の記事では、3年計画で合格を勝ち取る戦略を取り上げてみました。

単純に期間を長く設定することが合格の可能性を高めるとは思いませんが、様々な事情により長期戦略で挑戦せざるを得ない方もいます。

そんな方々にとっての、中小企業診断士を攻略するためのプランという視点で考えてみました。

試験制度を正しく理解した上で最適なプランを立てたなら、後は行動あるのみです。

ゆっくりでも着実に前に進んでいけば、その先には合格しかありません。頑張りましょう!

なお、当サイトの別記事で2年合格戦略バージョンや開始時期ごとの学習計画をまとめた記事も作成しておりますので、宜しければこちらも参考にして下さいね。

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  • この記事を書いた人

TaTTa

令和元年度中小企業診断士試験合格者。合格率4%台といわれる診断士試験を完全独学で一発合格しました。このサイトでは、私なりの診断士試験攻略方法を全力でご紹介いたします!真剣に取り組まれている皆さんが、無事に合格できるようにバックアップいたします!

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