中小企業診断士受験生は要チェック!

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中小企業診断士の試験対策

【これやったらアウト!】中小企業診断士の合格率が下がる3つの行動

中小企業診断士は経営コンサルタント唯一の国家資格で、ご存知の方も多いように難易度が非常に高く、毎年多くの方が涙をのむ資格試験のひとつです。

で、管理人の私としては、中小企業診断士試験の合格者には決まった行動パターン、合格できない受験生は合格しにくい行動パターンがあると感じていますので、この記事では「中小企業診断士に合格しにくい行動パターン」を3つの観点からご紹介したいと思います。

以下3点が中小企業診断士に合格しにくい行動パターンです。

中小企業診断士に合格しにくい3つの行動パターン

  • 勉強時間が少ない
  • 出題頻度が低い論点の問題に時間をかける
  • 特定の得意科目に依存する

試験勉強中の方やこれから勉強を始められる方まで、幅広く参考にしていただければ幸いです。

それでは各項目について詳しく見ていきましょう!

行動パターン1:勉強時間が少ない

中小企業診断士は合格まで約1,000時間の勉強時間が必要だと言われています。

当然のことながら個人差はありますが、この1,000時間という指標は決して誤った数値ではありません。

たまに合格体験談などで「6月からの学習開始でストレート合格した」等の記事を見かけますが、別にそのような合格者が存在することも否定はしません。

しかし、そのような短い期間で合格できるような試験かというと決してそんなことはありませんので、「勉強時間が少ない受験生は合格できない」というのが現実的な考え方でしょう。

理由①:日常生活では身に着けられない知識が必要になる

中小企業診断士に必要な学問分野は経営学だけではなく、法律知識、オペレーション知識、IT知識など幅広い分野の知識が必要となります。

日常業務で学習範囲に関連する仕事をしている方も多いとは思われますが、試験範囲全体と仕事内容が関連している人は恐らく皆無であると思われます。

つまり、一定以上の知識を身に着けるために学習時間を確保することが必要になるということです。

初めて学習する分野ももちろん出てくると思いますので、そういった科目については当然勉強時間は長くなりますので、いかに効率よく学習していくからが合格のポイントになってきます。

理由②:出題形式の「回りくどさ」に慣れる必要がある

中小企業診断士試験の問題には「独特の回りくどさがある」という特徴があります(特に1次試験の企業経営理論)。

例えば、問題に取り組んでいるときには気づけず解答できなかったが復習してみると「あ、あの論点のことを言っていたのか」と気づかされることもあるくらいです。

これは、中小企業診断士試験の出題形式に慣れていなければスムーズに解答することは困難でしょう。

つまり、ふんだんに知識がある人であっても試験勉強に時間をかけて「一定以上慣れること」が必要になるということです。

行動パターン2:出題頻度が低い論点の問題に時間をかける

中小企業診断士試験では、1次試験、2次試験ともに毎年出題されやすい論点があると同時にあまり出題頻度が高くない論点も出題されます。

試験本番時もこのような問題に出会うことがあるでしょう。

試験に合格できない受験生は出題頻度の低い論点に時間をかけて取り組んでいる可能性があります。

恐らくこの試験は、全体の問題を俯瞰的にみたうえで、誰もが解答できる問題を選択する能力も問われていると考えられます。

合格者のほとんどは出題されやすい論点を確実に解ける能力を身に着けている方々です。

出題頻度が低い論点に時間をかけてはいけない理由が以下の通りです。

理由①:他の問題へ時間をかける必要がある

出題頻度が低い論点はテキストにも載っていないような内容であることがほとんどです。

つまり、試験を受けている周囲の受験生の誰もがその内容を理解できていません。

1次試験、2次試験ともに時間が非常にシビアな試験であるため、その問題に時間をかけることよりも理解できる問題に時間をかけることの方が明らかに重要です。

1次試験であれば選択肢を絞ってから直観でマーキング、2次試験であれば与件文の抜き出しと関連しそうな1次知識を入れ込むこととし、他の問題に注力することをおすすめします。

理由②:得点差がつきにくい

これに関しては2次試験に限ったお話になりますが、2次試験は絶対評価ではなく、他の受験生と比較した相対評価であると言われています。

1次試験の合格率は比較的まばらなことに対して、2次試験は毎年大体20%前後の合格率で推移していますので、相対的評価であることはほぼ間違いないでしょう。

つまり、上述の通り出題頻度が低い論点は誰も正しい解答をすることができないため、合否には影響しづらいと考えられます。

行動パターン3:特定の得意科目に依存する

特定の得科目に依存するというのも合格できないパターンのひとつです。

なぜなら、中小企業診断士試験に合格するための条件は以下2点であるためです(2次筆記試験後の口述試験を除く)。

中小企業診断士試験合格条件

  • 1次試験7科目700点満点の中で合計420点以上を獲得、且つ1科目でも40点を下回っていないこと
  • 2次試験4科目4000点満点の中で合計240点以上を獲得、且つ1科目でも40点を下回っていないこと
つまり、1次試験2次試験ともに1科目平均60点を取れれば合格となります。

この条件だけを見ると「得意な科目をいくつか決め、その科目に絞り込んで学習したほうが効率的なのではないか?」と考える人もいると思います。

しかしながら、その方法はあまりおすすめできません。

理由は以下の2点です。

理由①:2次試験への関連が薄い科目に依存したまま1次試験に合格しても2次試験に合格しづらい

例えば以下のような得点配分でも制度上1次試験合格となります。

1次試験得点例

  • 経済学・経済政策  80点
  • 財務・会計     40点
  • 企業経営理論    40点
  • 運営管理      50点
  • 経営法務      70点
  • 経営情報システム  70点
  • 中小企業経営・政策 70点
  • 得点合計      420点
一見何の問題のない得点配分に思えますが、どこが問題であるかお分かりになりますでしょうか?

この場合の問題点は「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理」の得点が低いことです。

2次試験は1次試験で得た知識を活用して記述で解答を作成する試験方式となっており、上記3科目はそれぞれ2次試験でも重要な科目となります。

2次試験科目との関連性

  • 事例Ⅰ・事例Ⅱ 企業経営理論
  • 事例Ⅲ     運営管理
  • 事例Ⅳ     財務・会計
それぞれ、このようなかたちで2次試験に必要な知識として求められます。

つまり、これらの3つの科目への理解が不十分なままで2次試験に進んでも、応用的な2次試験の問題に太刀打ちすることはできないということです。

試験対策を効率よく行うための科目順や勉強法については以下の記事で詳しくまとめておりますので、こちらもぜひ参考にしてください。

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理由②:難関科目の出現によって即不合格となる

1次試験7科目および2次試験4科目の中には、毎年圧倒的に難化する科目が存在します(以下、「難関科目」)。

例えば、2017年、2018年の1次試験「経営法務」は法律関係の仕事を専門で行っている受験生でも60点獲得が困難なほどの超難関科目となりました(某予備校講師は「受験生を馬鹿にしている!」と抗議の動画をYoutubeに上げたそうです)。

恐らくこの年度の試験においては、一般的な中小企業診断士のテキストの学習のみでは40点前後しか獲得できない受験生がほとんどであったと思います。

もし、この年度の試験で経営法務に集中して学習に取り組み、他の科目の学習が疎かになっていたらどうなっているでしょうか?

残念ながら合格点を取ることはできません。

例に挙げた内容が1次試験の「経営法務」でしたが、もちろん年度によって難関科目は変化します。

主に1次試験を題材にして説明しましたが2次試験も同様です。

どの科目が難関科目となっても、他の科目の得点でカバーできるほどの平均的な知識を身につけておく必要があることを覚えておきましょう。

注意ポイント

同様の理由から科目合格狙いも高リスクです。数カ年かけて科目合格を積み重ねるつもりの受験生は気をつけましょう。どうしても科目合格狙いならば1年で3~4科目あたりを目安にすることをオススメします。

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合格率を下げないためには「実績のある通学講座・通信講座で勉強する」のがおすすめ!

ここまで合格率が下がってしまう行動パターンを3つご紹介してきましたが、合格率が下がってしまわないようにするにはどうすればいいのでしょうか。

もちろん上述したようなパターンを念頭に置いておくだけでも多少は違うと思いますが、私的に一番効果があると思うのは「実績のある通学講座・通信講座で勉強する」ということです。

今回挙げた3つのパターンは、実績のある通学講座・通信講座で勉強することによって矯正することが可能です。

  • 勉強時間が少ない
    → 合格に必要な勉強時間は確保できるようカリキュラムが組まれているため心配なし
  • 出題頻度が低い論点の問題に時間をかける
    → 各論点の出題頻度については講座で把握しているところがほとんどなので、効率良く学習を進められる
  • 特定の得意科目に依存する
    → 学習カリキュラムに沿って勉強を進めれば偏ることはない

このように、それぞれのパターンに対する不安を払拭することができます。

当サイトでは数ある中小企業診断士の講座について、様々な切り口から分析をして優秀な講座をご紹介しております。

各講座の運営実績についても触れてますし、資格取得者も2名交えた上で徹底的に精査しておりますので、ぜひこちらも参考にしていただければと思います!

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まとめ

今回は中小企業診断士試験に合格しにくい行動パターンを3つ挙げさせていただきました。

もし、これを読んだあなたが今回の行動パターンに当てはまるような行動をしていたとしたら、少し行動パターンを見直す必要があるかもしれません。

これらのパターンは管理人の個人的見解ではありますが、合格者の行動パターンをそのまま反対にした内容を列挙したつもりです。

つまり「1,000時間分の勉強を行い、出題頻度の高い論点をしっかりと理解し、全科目平均的なレベル向上を意識した学習」をすれば合格に一気に近づけるということです。

ぜひ試験で合格をつかみ取りたい方は実践することをおすすめいたします。

1つ前の項でお伝えした「実績のある通学講座・通信講座で勉強する」というのは結構理にかなってると思うのでおすすめですよ。

というわけで、今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

少しでも皆様の学習の助けになりましたら幸いです!

\実績ある講座で合格を目指そう!/

 

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  • この記事を書いた人

タクヤ

中小企業診断士を目指すことを決意し、日々勉強に明け暮れるサラリーマン。 これまで様々な資格を通信講座で取得してきた私が、自分で調べた中小企業診断士通信講座の情報や勉強ノウハウをまとめます。 このサイトで発信する情報が、中小企業診断士を目指す皆さんの力に少しでもなれば幸いです!

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